追加検査について

当健診では、通常の基本健診項目の他に、さまざまな追加項目も承っております。

それは、基本項目だけではみなさまの健康管理に十分だと言えないと考えるからです。

もちろん、これらの項目は任意のものばかりです。
中には市民健診でも受けられる項目もございます。
しかし、お仕事をされていると、なかなかわざわざ受けに行くことができないものです。

それならいつもの健診で。そんな思いから、お一人様ずつでもお承りいたします。

 

腫瘍マーカー

体内に腫瘍ができると、健康なときにはほとんど見られない特殊な物質が、その腫瘍により大量につくられ、血液中に出現してきます。この物質を「腫瘍マーカー」といいます。腫瘍マーカーは、がんの発生臓器と強い関連性を持つ特徴があるため、血液中にこの物質が基準以上に出たときは、詳しい検査が必要です。※通常の採血量で追加することが可能です。

名称 部位 注意点
AFP 肝臓 胃がんや膵臓がん、胆道がん、大腸がんなどでも、ときに陽性を示すことがありますが、肝臓がんほど高値ではありません。
CEA 胃・大腸などの消化器系 高齢や喫煙でもやや上昇する傾向があります。がんが進行するにつれて高値となり、基準値の倍以上ではがんの疑いが濃厚、4倍以上では転移がんが疑われます。
CA
19-9
とくに膵臓 膵臓がん・胆道がんで高い陽性率を示すほか、胃がん・大腸がん・肝臓がんでも30~60%が基準値を超え、肺がん・乳がん・卵巣がんなどでも高値を示します。 CA19-9の数値が高く、CA-125なども高値のときは、婦人科系のがんが疑われ、これらの腫瘍マーカーをあわせて検査することは卵巣がんの早期発見に有効です。そのほか、糖尿病・慢性肝炎・胆石症・胆嚢炎・慢性膵炎・子宮筋腫・良性卵巣腫瘍などでも陽性となります。
PSA 前立腺 前立腺がんが疑われるときに、まず行われるスクリーニング(ふるいわけ)検査として位置づけられています。 PSAは前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症でも血中濃度が上昇しますが、経時的な観察で、1年間に0.75ng/ml以上の上昇では前立腺がんの確率が高くなります。
CA125 卵巣・子宮 卵巣がん・子宮がんに特異な反応を示す腫瘍マーカーですが、そのほか乳がん・膵臓がん・肺がん・大腸がんの可能性もあります。また、子宮内膜症・良性卵巣腫瘍・子宮筋腫・肝硬変・腹膜炎・急性膵炎などでも値が上昇します。

PSA以外は単体での結果では部位の特定までは難しいものですが、複数の項目や便潜血および子宮細胞診などと組み合わせることにより、ある程度の目星をつけることは可能です。しかし、何より自覚症状がでないうちに体の異常を察知することが大切です。

 

萎縮性胃炎

慢性萎縮性胃炎は、胃がん発生と密接な関係を持っており、胃がんの早期発見に有効となります。
※通常の採血量で追加することが可能です。

名称 注意点
ペプシノーゲンⅠ
および
ペプシノーゲンⅠ/Ⅱ比
胃粘膜の萎縮を調べます。萎縮が進むにつれ、胃底腺領域が縮小していくため量が減少します萎縮と関係なく発症する未分化型腺癌や、進行癌が逆に見逃されることもあります。

 

大腸がん

便に「血液が混ざっていないか」を調べます。大腸に異常があると、その多くの場合出血を伴うためです。

名称 注意点
便潜血反応 通常2日分を採取し、検査します。(+)の場合は精密検査が必要です。事前に専用容器をお渡ししますので、自宅で採取後、当日提出するだけです。

 

子宮頸がん

子宮頸がんになると、子宮頚部の細胞が変形(異型)します。そのため細胞の状態を調べることで早期発見できるのです。

名称 注意点
子宮
細胞診
クラスⅠ、クラスⅡ、クラスⅢa、クラスⅢb、クラスⅣ、クラスⅤとに分けられます。クラスⅢb以上は精密検査が必要です。事前にお渡ししますので、自宅で採取後、当日提出するだけです。

※子宮頸がんは、がんの中でも唯一予防可能ながんでもあります。早期発見のためにも年齢に関係なくなるべくお受けください。
 

眼底検査

血管の状態を直接観察できる唯一の場所が眼底です。眼の病気だけではなく、血管の状態から動脈硬化なども発見できます。

名称 注意点
眼底
検査
動脈硬化性変化、高血圧性変化、糖尿病性変化などがわかります。

 

基本項目は会社負担。それ以外は個人負担

という事業所様、増えてます。

確かにすべてを事業所様が負担するのは難しいものです。
しかし、これなら・・・お問い合わせ、お待ちしております。